eyelit『ray』
いや〜、昨日の世界タイトルマッチ凄かったですね。
テレビ局はホント、困ったでしょうね。
まさかみんなあんなに早く終わるとはって感じで(笑)。
いや、でも見てる方からしたら、スカッとしましたね。
別に対戦相手に恨みがあるわけでもなんでもないんですけどね。
ってか、マクドネル少しだけ応援した方がいいのかなと思いましたもん。
いや、日本にいい想い出無くなりますよ、マジで(笑)。
でも彼が試合を受けてくれたから、タイトルマッチが成立したのでね。
わざわざアウェーに来てくれたこととか...。
階級も体格的に辛かっただろうに、いやホントにリスペクトです。
ただ相手が悪かった...。
しかし、コレ...ブログだから書きますが...。
あの亀○三兄弟は、井上選手と関わらなくてラッキーだったと思います。
ってか、そう思ったんじゃないのって感じがしましたね。
まあ単純に対戦相手とか、その結果だけで強さは比較できませんが...。
マクドネルを基準とすると...。
いや、ホントに関わらなくて良かったねと。
あくまで「たら・れば」の話ですが...。
ボッコボコになっただろうな、間違いなく(笑)。
ってなわけで、前置きはそれくらいにして...。
え〜、また昔の音データミックスネタなんですが...。
今回はeyelitの「ray」をいじってみました。
僕ね、基本的に80年代のアメリカンハードロックとかが好きで...。
そういうの聞く以外はビートルズとかを主に聞いてるんですが...。
僕のところに来るミックスの依頼で、そういうバンドが一つもないと(笑)。
もうね、毎回手探り。
「こういう感じの音に」ってお手本にしてもらうために持ってくる音源...。
基本全然聞いたことないものばかり。
大体管楽器なんて録音したこともなけりゃ、音触ったこともねーよって話(笑)。
で、メタルも好きだったんですけど、基本「単純明快」なのが好きだったわけですよ。
しかし、そういうのバンドも依頼に来たことが無い(笑)。
で、何かいろんな糸が絡まって、ミックスの依頼を受けたのがこのeyelit。
最初飲んでるときに、「これ僕らの音源です」って渡されたのかな〜。
同じRolandのVS使ってるから、そっから話が発展したんだったかな〜。
で、最初聞いた感想は...。
「悪魔的なサウンド」
なんかそんな印象が残ってる。
出そうとしてウマく出てない低音。
ギターの音圧を出したいんだけど、なんか変な壁になってるミックス。
正直「ん???」って感じでした(笑)。
ただ、紹介してくれた人間が「コイツらマジライブはカッコええねん」って強く言ってきたんですよ。
まっ、それで何故か気がついたらミックスを引き受けてたと。
レコーディングは自分たちで、Roland VS-1880を使用して録ってきたと。
なので、その音をまずはCUBASEに流し込んで...。
で、コレも2トラックずつしか取り込めないと。
また曲の展開がイロイロあるから、一曲の長さが結構あるんだ。
で、5曲も頼まれたと。
データ流し込むだけで、エラい時間がかかったことを覚えています(笑)。
で、その時は、僕自身結構というか...。
かなり人生をかけたことがありまして、京都と大阪を行き来してて...。
手を抜いたわけじゃないですけど、細部までは手を入れられなかったなと。
ハイ、そういうわけで15年ほど経ちまして、今はそこそこ時間もありますので...。
やってみたと(笑)。
まあやっぱり昔のミックスで気になっていたのは「センターの音」ですかね。
「キックとスネアとベース」の3点がしっかりと立っていなかったなと。
逆に言えばそこをビシッと固めれば、後はどーとでもなるなと。
で、昔だったら基本的に「まずはRenaissance EQ」を使ってたんですが...。
今回はSSL 4000Collectionを使用することにしました。
ドラムのトラックには基本SSL G-Channelを使用。
まっ、そこから補正するために、イロイロとは使ってますけどね。
企業...でもないし、秘密にしてもしゃーないか(笑)。
ってなわけで、最近の手法なんですが...。
キックは同じトラックを2つ用意します。
で、それぞれにプラグインを使用して、音を作り混ぜ合わせるって感じです。
「抜けとアタック」と「低音」をそれぞれわけて作って混ぜるって感じですかね。
低音用に僕が結構使用しているのがMaxx Bassですね。
ただ、この2つのキック...。
混ぜてそれだけ聞いたら「えっ?」って音に感じるかもしれませんね。
僕は慣れてますが(笑)。
まっ、あくまで「全楽器を混ぜて聞いたときの響き」を考えて作ってる...。
つもりなんで(笑)。
で、ボーカルなんかも同じトラックをいくつか複製して、それぞれにプラグインを使って音づくりをして...。
その混ぜ具合で音を決めてますね。
僕基本的に空間系とかセンドでかけないんで。
なんでもインサートで使用するので。
今は大丈夫ですけど、昔はコレでマシンパワーを食ってたんだろうな(笑)。
で、オッサンになったので「マイルドに、全体を馴染ませて」とかは全く考えませんでした。
まあ他のバンドに関しては、そういう感じに仕上げるようになってきてるんですが...。
このバンドに関しては、そういうの一切なし。
「尖って尖ってー」って感じで仕上げました。
コーラスとか「恐!」って出し方してますよ結構(笑)。
ってなわけで、細かいテクニックの紹介は...。
してもしゃーないし、僕自身が書くのめんどくさいのもあるので...。
まあとりあえず、曲を聴いてください。
うん、なんてブログだ!(笑)。