2005年12月22日

少子化をどう考えるのか?

本日のニュースで「1899年以来統計をとり始めて、初の人口減」という内容が報道されました。
「出生数−死亡数=−1万人」という結果だそうです。

実は大江町でも「少子高齢化」が大きな問題として取り上げられていました。
しかし現実には日本全国がこの問題を抱えているのです。

その中でもわが町のような地方は、都市部に比べその傾向が早く訪れます。

逆に考えれば「地方の対策は都市部より早くなくてはいけない」ということに繋がらないでしょうか。
鳥取県の日南町にある日南病院では、そうした地方ならではの医療施策を進めておられます。
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実はこの病院は以前に視察に行ったことがあるのです(2003年3月)。
(新風の会、共産党議員団、病院事務長、計6名でした)

視察に行きこの病院の経営理念こそ、当時の大江病院に足りないものではないかと思っていました。

日南病院の高見院長は
「日南町は高齢化率40%を超え、
日本の高齢化の30年先を行く高齢化社会を体験してきました。
このため、日本の平均的な地域医療や国の施策は、
日南町の高齢者にとっては、30年おくれた医療になる」と述べられています。

このことから日南病院では
「地域自らが、地域の生活自立障害者を地域で支える力をつけること」
を念頭において活動されています。
そして「地域の医療は30年先に進んでいなければならない」とも述べておられました。

この考え方は医療だけでなく、少子化対策にも言えないでしょうか?
だからこそ3町は独自の施策を取って来たのです。

もちろん全ての施策が効果を発揮したわけではありません。
まだまだ改良の余地はあったでしょう。

しかし、合併後の福知山市が本当に「少子化」に対して、今真剣に考えているでしょうか。
実はまだ福知山市は目に見えた「少子高齢化」にはなっていません。

だからこそハード事業に目が向きがちになっているような気がします。
でも少子高齢化はどの地域にも必ず起こる問題なのです。

だからこそ今対策を早く考える必要があるのではないでしょうか。

まあそういう僕もまだ「独身」で「子ども」をつくれていないんですけどね(笑)。

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