2006年3月24日

一般質問の答弁要旨「2」

「またか〜」と言われるかもしれませんが、福知山市議会3月定例会の内容をお届けします。
ネタ元はもちろん両丹日日新聞です(笑)。

それでは一気にまいります。

『一般質問の答弁要旨』
17日

【中心市街地活性化法改正を駅北開発へ】
福島慶太議員:新政会
福島議員・都市計画法改正案が今国会を通れば、原則、郊外への大型集客施設(1万平方㍍以上)は出店できない。多保市に出店予定のプラントについて市長の考えは。
高日市長・様々な意見、考え方があることは承知している。現行法有効な間は現行法に従って粛々と進められいくものと思う。
福島議員・中心市街地活性化法が改正されれば、仮称・北近畿の都センターと関連して駅北大規模街区整備に活用できないか。
溝尻都市整備部長・改正案は街中の再生を主眼とするもの。市町村が策定する基本計画が国から認定されると支援を受けられる有意義な制度。市の基幹事業の仮称・北の都センター事業と連携して施設整備が図られると思う。だが、活用のためには行政だけでなく、商業者、地域の町づくりに向けた積極的な取り組みが必要不可欠になる。

【共聴施設の老朽化で負担増にならないか】
吉川忍議員:福政会
吉川議員・高度情報化推進事業への関心は高いが、住民の多くに理解が至っていないように思うが。
高日市長。2011年になれば今のテレビがみられなくなることしか分からない。ということはおそらく事実だろう。今年度予算で取り組む実施計画ができたら、それぞれの個人負担もあるため、旧1市3町で地域に入って説明会をやっていかなければならない。
吉川議員・地上波デジタル放送で共聴施設を使うと聞くが、夜久野ではすでに老朽化しており、負担増にならないか。
松田企画管理部長・光ファイバーに乗せて既存の共聴施設から再送信する手法で検討している。再送信のための設備費は、一定、受益者負担をお願いしたい。夜久野が80%を超える難聴地域とは承知しているが、一から作るとなると膨大になる。日進月歩の世界であり、経費削減できるならば新技術活用も考えたい。

【支所運営の評価はどうか】
田中正臣議員:新政会
田中議員・支所運営はどう評価しているか。
松田企画管理部長・当初は本庁との分担などがうまくいかずにご迷惑をかけたことはあるだろうが、大きな混乱なくやってこれた。支所には地域に精通した旧3町の職員を配置している。旧市域の方が支所や旧町の施設を使う状況にもなっている。
田中議員・予算案に職員の超過勤務手当が多いが、問題はないか。
松田企画管理部長・台風23号以来、相当の超過勤務が生じてきた。合併に伴う様々な催しも計画されており、一定の超過勤務を清算した。清算はしたが、多忙なときには他の職員を入れるなどスムーズにいけるように心がけたい。
田中議員・三和町千束の新給食センターについて、地域へ説明してほしい。
井本教育長・あくまで予定地だが、正式決定の際にはきちんと対応していきたい。

【変革の07年度農業振興政策をどうする】
武田義久議員:福政会
武田議員・品目横断的経営安定対策が導入される07年度からの農業振興政策は、戦後最大の変革になるがどうする。
高日市長・従来の全農家から一定の集落営農組織に対象を絞り、経営に着目したものに転換することになる。市としては一定条件を備えた担い手の法人化の支援、水菜など旧3町で育まれてきたものの産地化などで支援していきたい。3つが法人化し今1つの準備が進んでいる。
武田議員・20㌶を確保できない地域はどうする。
藤田農林部長・中山間地域など物理的なものや添削などの特例について国と府で協議中。それを待ちたい。
武田議員・下六人部の地区公民館は農協跡でやっており、使えなくなった場合の考えは。
畠中教育部長・下六人部の状況は理解している。地区公民館運営委員会があるが、地区内施設との関係も含め考えていく必要はあるだろう。

【支所窓口での待ち時間が長い】
高宮泰一議員:共産党
高宮議員・支所の窓口業務で待ち時間が10分から20分かかっているようだ。どうしてそんなにかかるのか。
松田企画管理部長・不慣れな点ともう一つはシステム上の問題。速やかにできるよう対応している。
高宮議員・大江町で進む築堤工事現場で、ほぼ完成という時期に堤防に亀裂が発生した。住民に不安が広がっている。工事は長期化するのか。見通しは。
高日市長・発生箇所の盛り土を撤去して原因の究明が行われる。原因は地元にも説明されると聞いている。
溝尻都市整備部長・工事は原因を踏まえた上で今後のスケジュールが決まると聞いている。

【府若年者就業支援北部センターの成果は】
杉山金三議員:新政会
杉山議員・府若年者就業支援北部センターが昨年9月に業務を開始した。本年度の内定目標者を60人にされ、きめ細やかな取り組みがされているがその成果は。
高日市長・2月末で延べ680人が利用。65人が内定し、目標を5人超えている。内定者のうち市内の人は32人。市も週に2日以上職員を派遣しており、今後も連携して成果が上がるように努めたい。
杉山議員・児童数の増加で遷喬小学校の教室が不足している。今後も増加が見込まれる。
畠中教育部長・この春の新1年生は50人を超えて2クラスになる。新4、5年生も2クラスになる可能性があり、新年度は現在より3クラス増える見込み。図工室を普通教室にする。将来は児童数の推移を見ながら増築等も検討したい。

【森林整備と今後の林業振興策は】
有幸男議員:平成会
有議員・放置した森林に災害が追い打ちをかけている。市長は山や畑が荒廃することは国が荒廃することといわれている。林業振興の対策は。
高日市長・新年度は有害鳥獣対策に3280万円を投じる。台風災害は治山整備を含め8100万円を組んだ。また間伐対策などを5100万円で進める。市の補助予算を十分活用して林業振興に努めてほしい。
有議員・新市民病院でのがん治療の強化をどう図るのか。市民の命を守る北近畿の中核医療施設になってほしい。
香川病院事業管理者・がん治療装置としてすでに導入しているリニアックに加え、人体の局所に放射性同位元素を挿入して治療する腔内照射装置、前立腺に放射性同位元素を埋め込み治療する前立腺がん小線源治療装置を入れて充実を図る。外来に7床分の化学療法専用スペースを設け、落ち着いた中でがん治療が受けられるようにする。

【利用増に対応し市斎場の施設充実を】
和田久議員:自民クラブ
和田議員・平成8年(1996)に開設された市斎場は年々利用が増え、3日待ち状況が多くなっている。今後も増加が見込まれる。遺体を安置する施設が必要と思うが。
梶村助役・都市計画決定をし建設したもので、敷地の拡張はできない。利用状況を見ながら安置施設の必要性も含めて考えていきたい。
和田議員・昨年の決算委員会で、多くの委員から指摘された市民病院の医療費未収金はどのように改善されたのか。
西川市民病院事務部長・昨年度末の未収金は、外来、入院診療費合わせて約8548万円あった。分納の納付者をのぞき計回、文書で221件の督促をし、また訪問や電話等でも督促した結果、今年2月末で3300万7000円を収納した。今後も週の運努力したい。

以上、水曜日・木曜日の両丹日日新聞からの抜粋です。
あ〜、疲れた(笑)。

まあ紙上だけしか見ていないので、何とも言えないですが「コレ」といったやり取りはなかったですね〜。

とりあえず、どの市議もあまり定例会の様子を報告していないのでホントに様子がわかりません。
「もうちょっと、住民に身近な議会」を目指してほしいものです。

え〜、今回でひとまず「3月定例会」の主な答弁要旨は終了です!

6月は、傍聴に行ってみようかな。
それで両丹日日新聞より早く、答弁要旨を書いてやる(笑)。

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