2007年4月26日

座ってるばかりじゃいけない

今日は、って言うかまあ基本的には昨日からの話なんやけどね。

飲んでるウチに日付が変わったのよ(笑)。

まあ昨日は消防のラッパ隊の訓練があったんですよ。
だから、家に帰ったのは午後9時過ぎ。

で、そこから飲むわけですよ。
昨日は宮木家はみんな、それぞれ会議やらなんやらあったんですよ。

ってなわけで、晩メシの紹介はまた明日、って言うか今日の朝に書きます。
起きれたらね(笑)。

まあ飲んでて「何かツマミが足らねーな」って気分になって、お店に一端ですよ。
ダレが見ても「オマエ、空き巣やろ」みたいな感じで(笑)。

で、その時に、見えた空が…。
空がって言うか、星がね…。

何か奇麗に見えたんですよ。
スゴい田舎ならではの「満天の星」って感じでは無かったんですよね。

でもスゴく奇麗に見えて…。
ウチのお店の方向に、何か一つだけ輝きが強い星が見えて…。

「あ〜、コレがあいつらかな」なんて思いながら、歩いてて…。
コッチは、腹が減ったと言うより「何かツマミが欲しい」って歩いてるでしょ。

そんな時に、切ないくらい星がキレイに見えるんだ。
で、思うんだよね…。

「何でオレの妹だけが」って…。
分かる!オレら以外の家庭でもそんな不幸を味わっている人…。

もっと大変なことに直面している人。
そんな人がいるのは分かってる。

でもね…、でもね…、それでもね…。
考えてしまうんですよ。

オレが未熟と言えばそれまでなんやけど…。
でもね…、奇麗に光ってる星を見て…。

「オレもいつか、あそこに行けるかな」なんて考えるんですよね。
で、「今のままじゃアカンな」なんて考えるんですよね。

昨日は妹が電話かけてきて、僕にかわって欲しいなんて言うわけですよ。
僕的には姪っ子の葬式から、ほとんど会話してないんですよ。

って言うか、あえてしたくなかった。
もう辛くて辛くて…。

姪っ子が亡くなった寂しさはもちろんあるけど…。
悲しむ妹の顔を見るのが辛くて…。

2年前にも見た光景…。
泣き叫ぶ妹の顔を見て、話が出来るほどオレは強くなくて…。

でも…、でも…。

何かあの子たちが生きてたって証を残したくて…。
大事な思い出と、大事な時間を忘れたくなくて…。

僕のフォトライブラリに残る写真が切なくて…。
両手に残る重さが、とても切なくて…。

電話口で聞こえる妹の声が切なくて…。
わけもわからず、イロイロ話して…。

そして、夜は寝れなくて…。
って言うか、目の下のクマがなくならないのよねコレが(笑)。

妹にイロイロ言ったけど、それはオレに対しての言葉でもあったわけで。
意外と一番、落ち込んで立ち直れてないのはこの男かもしれない。

でもね…、生きて行こうと思う。
ホント「こんなヤツの命を分けれるなら」って何度も思った。

でもこうして、毎日飲んだくれて生きてる。
「僕が生きている意味があるのなら」生きようと思う。

妹の悲しむ顔を見たくなくて、言葉をかけれなかった。
弱い兄ちゃんだオレは。

悲しむ顔が見たくなかったし、口を開くと泣き声しか出なかった気がする。
「何でなんだ?」「何故なんだ?」って思いが今も駆け巡る。

オレ以上に、思い込んでるだろう。
でもそれでエエねん。

「いきなり笑え」なんて言う気はない。
ゆっくりと歩いて行こう。

背中と心に大事な思い出と、悲しい気持ちを持ち続けよう。

僕らは今こうして生きている。
でも必ず訪れる、公平な事。

それが訪れた時に、あの子たちに会える様に生きていこう。
「出世する」とか「金持ちになる」ってことじゃないと思うんだ。

そんな事だけ、目指しても会えない気がする。
僕らは僕ららしく生きていこう。

短い時間を誰よりも精一杯生きた、あの子たちのように生きよう。

サヨナラ…、でもまたな…。

朝が来たら薄れる記憶…。
でも夜が来たら思い出す…。

ずっと抱えたい大事な記憶。

忘れずに生きていこう。

======追記(午前1時31分)======
ダメだ…、思い出す…。
photo4002.jpg
オレの握りこぶしより小さかったな…。

何かもっとしてやれなかったかな…。
言ってもしゃーないのは、わかってるけどね…。

人の死はいろいろ見てきたけど…。
やっぱり悲しくて…、切なくて…。

でも人と不幸を比べるような人間にはなりたくない。
キミらが僕らに与えてくれたのはそんなことじゃないだろ?

少なくともキミたちがいた時間は、僕らにとって最高に楽しい時間だった。
「自分たちだけが不幸や」なんて思うような考え方はしたくない。

もちろん思うよ、「何でオレらだけが」なんてことは。
でも…、でも…、でも…。

そうじゃないだろ?
そんなことを思って、生きていってほしいと思ってないだろ?

「運命」とか「寿命」で片付けられる問題じゃないけど…。
受け入れなければ仕方がない。

昔より空を見る様になった。
昔は曇り空があんまり好きじゃなかった。

星のない空が好きじゃなかった。

でも今は空が好き。

キミらが住んでると思うと、空が好き。
ジイちゃんと、雲の上で遊べ。

そしていつか、オレらと遊ぼう。

またな。

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