自然の脅威
さて、かなり強力な台風が迫ってますね。
僕が住む福知山市大江町は昔から水害に悩まされた町でした。
ただ僕自身「ウチのお店が被害に遭う」ということを産まれてから体験した事がなかったんですよね。
だから「まあウチは大丈夫やろ」みたいに思ってたんですよね。
それがくつがえされたのが、平成16年の台風23号ですね。
お店は水に浸かったし、町中が大被害。
「50年に一度」と言われる水害が発生しました。
ただ、近年の天候不順からすると、あれくらいの被害がまたすぐ来ないとは言えません。
正直「台風から逃げる」という事は出来ません。
「被害をいかに少なくするか」と言う対応しか出来ないんですよね。
今回の台風18号、本当に怖いです。
今日の夜から明日の朝にかけて、眠れない時間となりそうです。
ちなみに台風23号で、ウチのお店近くの府道はこうなりました。
コレ以外にも様々な被害があったんです。
出来る事なら来てほしく無いですが...。
ただ本州上陸は避けられないのが現状です。
まず対策を十分にとっておくことが必要ですね。
後、雨量のチェック。
そして、各地点での水位チェックが必要となります。
「平成17年度 大江町災害対策計画」から「福知山水位と大雲橋水位の相関表」を以前に表にして載せた事があります。
「福知山水位が最大の時、大雲橋水位が何mになるか」と言うものです。
到達時間、そして比率等のデータを打ち込んだファイルです。
水位相関表◀「PDFファイル」
水位相関表◀「エクセルファイル」
過去の比率の平均が「1.72」ですので...。
「福知山水位×平均比率(1.72)」が、2〜3時間後の大雲橋水位と考える事が出来ます。
ただ、これはあくまで過去を参考にした単純な計算式なので実際にそうなるとは限りません。
周辺の雨量等により比率も到達時間も変化します。
ただ、水位予測の目安として、利用出来るデータの一つではあります。
こういう災害に関しては「想定出来る事」のさらに上を考えておいて対策をしておいた方が絶対にいいと思います。
荷物等を二階などに上げておいて「台風来なかったな〜」ってなるほうが絶対にいいです。
「なんとか大丈夫だろう」と思ってて、被害に遭う事が一番危険ですからね。
この地域の雨量や水位に関しては国土交通省 近畿地方整備局 福知山河川国道事務所のホームページをチェックしてもらえればいいかと思います。
福知山水位が5mを超えると、大江地域もかなり危険な状態になります。
各地の雨量情報と合わせて、細かくチェックする必要があると思います。
現在は河川整備が進んだこともあり、高い比率は出なくなっていますが...。
それもどうなるかは予測は出来ません。
厳重に対策を練りすぎておいて、困る事はないと思います。
僕も出来る限りの情報は流したいと思いますが、まずは各個人で出来る対策をと思います。
5年前の台風23号で僕らは多くの人に助けられました。
今回の台風がどれだけの被害を出すかわかりませんが...。
そのとき、僕自身が動き回れる状況なら、全力で各地域の手助けが出来ればなと思っています。
と、言うより市町村合併で一番危惧していたのが「災害に対する」ことだったんですよね。
本所は支所となり、人数は減少。
道路が遮断されるような中で、果たして支所だけで対応出来るのか?
かといって、合併後各地域にあった災害支部は組織が運営出来ていないような状況。
これまでだったら、核災害支部に地元の町会議員が入り、救援物資やその他のことを担当していました。
果たして今回、そのような事が出来るのか?
と、言うより、そういう事に対応出来るような組織作りを考えた上で合併を進めたのか?
僕はその部分に大きな疑問を持っています。
しかし、全て行政の責任にしても意味が無い。
と、言うわけで先ほど述べたデータ等も有効に活用して、情報を多くの人間で共有すべきだと思います。
ハイ、そういうわけで、今日の夜から明日の朝にかけて...。
さらにその後も...。
眠れない日になりそうです。