2011年5月30日

水害状況

昨夜一旦雨が落ち着いたかに思えたんですが、深夜3時頃に結構な雨量でした。

なので、水位は減少せず福知山水位は5mを超えました。
大江地域では大雲橋水位が重要視されてて、この水位がどのくらいにくればどの地域が危ない等のマップを作成して配布されています。

ただ現時点での水位を見て判断するのではなく...。
福知山水位を見て、数時間後にどうなるかを予測することが必要になります。

過去の出水状況から判断すると「福知山水位×1.72倍=大雲橋水位」という計算式が成り立ちます。
これで2〜3時間後の大雲橋水位が予測できます。

ただ、地域の雨量等によってこの係数は変化しますし、水の流れが急激な場合は1時間後に水位が急上昇することも考えられます。

現時点では福知山水位はピークから数cmですが減少しつつあります。
雨量や水位、また過去の台風での出水状況のデータは...。

福知山河川事務所のホームページから見ることが出来ます。
リアルタイムの水位等も確認できますので、ぜひご利用ください。

僕も大江支所付近を見てきましたが、結構水は来ています。
ただ水位はピークを越えたようなので、これ以上の上昇はないかと思います。

しかし、完全に安全が確認できたわけではありませんので、行政からの連絡や警報の解除が出るまでは気を緩めない方がいいとは思います。
また家屋の浸水等の被害は聞いてませんが、田畑にはかなりの被害が出たのではないかと思います。

関係者の皆様本当にご苦労様です。
僕も微力ながら、情報等手に入ったものは様々なツールで提供して行きたいと思っております。

=====追記======
以前に過去のデータを載せたことがあったんですが...。

せっかくなので、ご参考に掲載しておきます。
福知山水位と大雲橋水位の相関図ですね。

「この時間にここがピークなら何時間後にこの地域の水位がピークになる」
みたいなデータですね。

水位相関表◀「PDFファイル」
水位相関表◀「エクセルファイル」

福知山水位がピークのときに大雲橋水位が何時間後にどの水位まで上がったのかを示したものです。
梅雨そして台風シーズンがせまっていますので、ご活用してもらえたらと思います。

=====さらに追記======
福知山水位が5mを切りました。

なので、大雲橋水位も減少して行くと思われます。
京都府内で見ますと、床下浸水や山崩れによる家屋への被害が数件あったみたいです。

現状より水位が上がることはないとは思いますが、山崩れ等への警戒はまだまだ必要なのではと思われます。
様々な情報が入る現代だからこそ、活用し、さらには自らの目で見た情報を組み合わせて冷静に判断する必要があるのかな〜と今回思いました。

やっぱり僕らの世代が、そういうツールを使いこなせないとダメだな〜とも考えています。
ただの交流ツールではなく、非常時に役立つものであるとの認識をした上で、より使いこなせるようになるべきだなと。

やっぱり「使える」ほうがエエし、さらに「活用できる」ほうが間違いなくエエですよね。

とにもかくにも、なんとか水位も落ち着きそうなので良かったです。

ただ、被害が全くなかったわけではないのですし、早くから対応に追われていた人もいるので、本当にご苦労様ですと言いたいです。

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