2006年1月20日

考え方によっては無駄?

猛の魂に「資料館」というコーナを作成しました。
僕がこれまで「参考」として、作成・収集した資料を掲示しておこうと思ったからです。

大体どれも、過去の記事に存在するのですがかなり「探しにくい」と思います(笑)。
「わかりやすい情報を!」とか言っている人間がそれではダメだろう、ということで今後充実させていきたいと思います。
photo238.jpg
しかし資料自体は、結構どれも「難しい」ものが多いと思います。
それをカバーするために、僕自身もっと勉強したいと思っています。

で、今回はこの資料について、話をします。
これは合併協議会の「新市建設策定小委員会」で、出された資料です。

合併協議会のホームページでも同様の資料がダウンロードできます。
でも「ページ数」が無駄に多いので、必要なところだけを見れるようにしました。
(しかしどれくらいの人が、合併協のホームページからダウンロードしてたんだろう…)

これは合併後の財政シミュレーションを作成するのに、使用された「前提条件」ですね。
つまり現在の福知山市は「こういう考え方」で財政運営を考えているわけです。

5ページでは「人件費」についても記載があります。
職員数についてもキチンと書いてありますよ〜。
「職員数は平成17年度から退職者の1/3補充とし、180人削減後は退職者の1割不補充とする」

その他にもいくつか、書いてありますね。
ハッキリ言ってこの前提条件で、目標が具体的に書かれているのは「人件費」くらいですね。

合併後の福知山市財政は「市職員」が減ることで、やっと健全化になるわけです。
合併協議会では「人件費」を減らすことでしか、新市の財政は黒字にならないと考えたわけですね。

別のページ(3ページ)にも、今後20年間の財政運営について書いてあります。
でも目につくのは「人件費の圧縮」とか「人員削減効果が顕著になり」とかばかりです。

確かに「適正な職員数や職員配置」は考えなきゃいけないでしょう。
しかしそれだけで、財政を健全化しようという考えはおかしいでしょう。

やはり福知山市の得意技としてきた「公共事業」を見直す必要があるでしょう。
もちろん250億円の合併特例債の使い方もです。
「人員削減」だけの行財政改革は、まちづくりに良い結果を生み出さないことは明白です。

「そんなことを言っているわけではない」と行政側は言うでしょう。
しかし少なくとも、現時点では合併協議会が作成した「財政運営計画」に基づいて動いているわけです。
で、こうやって、中身をどう分析しても「人件費の抑制」がメインです。
「職員数を減らして、新規採用を減らす」これだけですよ結局は。

大体「人件費の削減」をうたっておいて、来年の統一地方選挙も「32名」を選ぶだと〜。
福知山市26名・三和町2名・夜久野町2名・大江町2名で合計32名。

福知山市の人口で、認められた市議定数は「30名」まで。
資料にも書いてあるが、議員一人の報酬手当は「650万円」となっている。
650万円×2名=1300万円必要になるわけだ。

これは無駄じゃないのか?
「合併はスリム化のために必要」とか言い続けてきた、合併協議会が決定したのがコレだ。

「1市3町は平成18年1月1日から新福知山市」とか、さんざん言っておいてまだ旧態然の「村型選挙」をやらせる。
「みなさんが一つとなって、新しい福知山市を作りましょう」とか、さんざん言っておいてエリア分けをする。

で、大江町議会でもこのことに反対したのは、僕を含めて2名だ。
1300万円は誰が払うと、思ってるんだ。

今更ながら腹が立ってきた。
こういうことを決めた人達に対する怒りと、それを止められなかった自分への怒りだ。

絶対に福知山市を変えてやる!

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