2006年7月27日

僕なりのこだわり

やっとのことで、ギターの弦を交換しました。
photo966.jpg
いや〜、ホントに久しぶりだよ、新しい弦を張るの。
もういつから交換していないか、覚えてないもん(笑)。

で、久しぶりだからと言うか、生まれつきと言うか、とにかく僕は弦を張るのがヘタです。
それも半端じゃないヘタっぷりなのですよ。

高校時代にギターを買ってから、しばらくは友達に張り替えてもらってました(笑)。

なんかね、自分で張ると「弦が一巻きもされていない」状態になったり「巻き過ぎの状態に」なったりしまくるんですよね。
今でも若干その傾向が残ってますね、もう人生の半分以上ギター弾いているのに(笑)。

で、未だに「初心者がする失敗」をやらかすんですよ、ワタクシ。

例えば…、「弦を張り替えて、延ばしている時に1弦を切ってしまう」ってようなミス。
大体僕の場合は、弦を張り替えた後「各弦の12フレット辺りを引っ張って延ばす」わけですよ。

まあ手慣れた人は、一度に「何本もの弦を」引っ張って延ばす人もいますが、とても僕には無理。
で、僕の場合は、一本一本延ばして行くわけですね。

そして、1弦を引っ張りすぎて切ってしまうと(笑)。

いや〜、よく買いに行きましたよ、1弦だけ。
かといって、あんまり引っ張らないとチューニング安定しないしね〜。

困ったのは、あるバンドのレコに行って、弦を張り替えてて↑の様に1弦を切ったんですよ。
そしたら、替えの弦がなかったんですよね。

で、その時は、「自宅スタジオ(僕のじゃなくて、他の人の)」での録音だったんで、やはり弦はなかったんですよ。
周りに楽器屋も無かったし。

しかも「ギターソロ」を録音する予定だったから、またどうしようもない(笑)。

まっ、やはりギタリストならば、普段から替えの弦くらいはストックしておく必要があるでしょうね。
特に1弦(笑)。

しかし今回購入したダダリオのセットは、「余分に1弦が」付属しているんですよ。
やっぱり、世の中には1弦を必要とする人が多いんだな(笑)。

で、今でこそ「弦が切れたら交換」って感じですけど、昔は「定期的」に交換してました。
ライブがある時は、必ず交換してましたし、レコーディングでも交換してました。

っていうか、ベースの弦ならともかく、ギターの弦をそういう時に交換しない気がしれないんですよね。
僕自宅スタジオにレコに来たギターの子が、「古い弦」のまま来たので帰らしたことあります(笑)。

まあ、昔の話ですけどね、昔の。
僕今では「ちょっと使い込まれた、ベース弦の音」も好きになりましたけど、昔は「新品のベース弦の音」しか認めてませんでしたからね。

特に、自分がレコーディングに関わる場合は「絶対に新品の弦」をベーシストには求めてましたね。
もちろんのこと、「古いベース弦」のままベーシストが来た時もあります。

で、この時は、「ベースの弦は張り替えている」と思ってレコーディングに入ったんですよ。
でも何か、ベースの音が「?」なんですよね。

まあハッキリ言うと、当時の僕が好きな音ではなかったんですよ。
で、そのバンドは、かなりギリギリのスケジュールでレコーディングをしてたんですよね。

だから「ちょっとくらいは…」とも思ったんですけど、やはり気になる…。
ってことで、聞いてみたんですよねベーシストに。

「その弦、もしかして古い?」って。
まあ十中八九「古い弦だろうな」とは思ってたんですよ。

でもベーシスト本人が、「イヤ、張り替えたばっかりやで」って言えば、そのままレコーディングを続行しようと思ったんですよ。
まあ気分的にも、楽にはなるし(笑)。

いや〜、そしたらそのベーシストが正直者で。
「あっ、そう言えば、張り替えるの忘れてた」と言って、「今日は替えの弦ないんや」と続けて言ったんですよ。

え〜、その瞬間に頭が「パ〜ン」と弾けまして、気がついたら自宅スタジオを飛び出してました。
で、気がついたらマンガ喫茶にいました(笑)。

いや〜、何で僕が家を飛び出したか、今でもよくわかりませんね。
人間ってのは、頭に血が上ると何をするかわからないモンです(笑)。

まっ、結局そのバンドの音源は予定日までには完成しませんでした。
まあ、昔の話ですよ、それも結構な昔(笑)。

で、今は「ベースの弦は、新品・使い込んだ」の両方に良さがあるという考えです。

ただギターの弦だけは、「新品」に限るな〜って今でも思っています。

僕としては、「ライブやレコの前日に張り替えた」状態が一番好きですね。
張り替えたばかりのギター弦の音は、あんまり好きじゃないですね。

まあこれは個人差があると思いますけどね。
張り替えて、一日くらい置いた方が「チューニングは安定するし、音も落ち着く」と思うんですけどね〜。

でも、これはエレキギターに関してで、アコギは「張り替えたばかりの弦」の音も好きです。
「キラキラ感」って言うか、音が華やかな感じがして好きですね。

まっ、アコギの場合は、「張り替えてすぐ・張り替えて時間を置く」この両方を使い分けてます。
手になじんで、弾きやすくなるのは「時間を置いた弦」ですね。

で、僕の場合は、弦を張り替えた後「何度か延ばして」、その後「レギュラーより半音高め」にチューニングします。
そしてそのままの状態で、しばらく置いておきます。

そしたら、次の日にはいい状態にチューニングが安定するんですよね。
「1音上げ」でも同じような効果は得られますけど、それだとギター本体への影響が心配なので僕は半音上げくらいにしてます。
それにこれだと、あんまり1弦を引っ張らなくても、弦は伸びてくれるし何と言っても「切らなくてすむ」のがデカイ(笑)。

で、僕の最大のこだわりが、↓の張り方ですね。
photo967.jpg
写真ではわかりにくいかもしれませんが、「ビョーン」と弦がはみ出てないとイヤなんですよ。

これノイズも出やすいし、何しろ「周りの人間が危険」なんですけど、これじゃないとイヤなんですよ(笑)。

まっ、普通は飛び出た部分を切るんでしょうけど、僕はそうなっていると途端にテンションが落ちます。
いつから、この状態が好きになったのかな〜。

とにかくこの張り方「ギターケースに入れにくい」のが最大の欠点。
で、僕の場合、「ギターケース」をちょっと開けて、ギターを入れることで回避していました。

ただ先に述べた様に、近くにいる人間からしたら「いい迷惑」だったのは間違いありません(笑)。

まっ、しかしギタリストってのは、いろんなこだわりを持っている人種なんですよ。

もう「ピックがどうた…」「アンプがどうたら…」「エフェクターがどうたら…」、話しだしたら止まらないのがギタリストです。

まあギタリストに限らず、音楽好きにはそう言う人が多いのかもしれませんけどね(笑)。

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