2006年7月20日

水は果たして…

今日はとりあえず、午前中に昨日写真を撮った箇所がどうなったか確認に行った。

まずは商工会横にある道。
ちなみに昨日は↓こんな感じでした。
photo941.jpg
築堤が出来たせいか、水が引くのが若干遅いと思いましたが…。

今日は↓このように、なっていました。
photo942.jpg
水は引いていましたが、やはり田畑に与える影響が心配ですね。

さて、続いては大雲橋付近がどうなっているのか見に行きました。
ちなみに昨日の時点では↓このような状態でした。
photo943.jpg
大雲橋水位が後1m上昇していたら道路は冠水していたと思います。

で、今日は↓このような状態。
photo944.jpg
まるで昨日の様子がウソのような景色です。
今更ながら、由良川が持つ「静」と「動」の二面性を感じました。

続いて、昨日農道をおじいちゃんが犬と散歩していた付近。
昨日は↓こんな感じでした。
photo945.jpg
どうやら自分の畑があるらしく、かなり悔しそうに話してくれたおじいちゃん…。

で、今日は↓こんな景色に変わっていました。
photo946.jpg
田んぼの稲は素人目に見て、何ともないように見えるんですが、やはりダメージはあるのでしょう。
そして、畑は水は引いたとは言え、素人目に見てもダメージは深刻そうに見えました。

ただでさえ、天候不順が叫ばれる近年、もしかしたら野菜の値段等が高騰するかもしれません。
なんとか、田畑への影響が深刻でないことを願っております。

で、最後にホームページすら更新されなくなった大雲の里の、使われた形跡のない船着き場。
昨日は↓こんな感じでした。
photo947.jpg
この時の大雲橋水位が7.15m位でした。
やはり8mを超えると危険だと思いますね。

しかしホントに、どこからこれだけの水がやってくるのかと思います。

で、今日はこの様に↓なっていました。
photo948.jpg
水の色は濁っていましたが、昨日とは雲泥の差です。

さてさて、昨日今日と北有路を中心に写真を撮ってきましたが、とにかく「自然の驚異」を感じました。
わずか1日と言う時間で、こんなにも川ってのは表情を変えるのかと…。

大江町に帰ってきて、4年目になりますがまだ自然の恐ろしさを理解していなかったのかもしれません。
2年前の台風23号でも確かに、国道175号線が冠水するところも見ました。

当時の大江町役場が浸水しようとする様も見ました。
ただし、水かさはあっても川の流れは経験していなかったんですね。

僕が昨日見た由良川は、まさに荒れ狂う獣のようで、何もかもが飲み込まれるのではと思いました。
今日の夜からも、大雨が降るのではと言われています。

そして、その後は台風の季節に入ります。

毎日毎日ピリピリと神経を張り巡らすことは、僕にはとても不可能です。
ですが、「災害の恐ろしさ」そして「いつやってくるかわからない」言うことを、頭の中に忘れない様に置いておきたいと思います。

「50年に一度」と言われる台風を経験した僕らが、その経験を風化させることなく現代、そして次世代の防災に役立てたいなと思いました。

いつになく、マジメな内容でちょっと照れくさい(笑)。

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