2007年1月23日

2007年「初音楽」

ってなわけで、Macのドライブ増設終了後、さっそく音楽作業に取り組むことに。

え〜、ちなみに今週末からMix作業に入る予定なんですよ。
そのバンドはこのお方たち。
photo2079.jpg
spinachと申すバンドです。

え〜と、昨年にもMixをしたんですよね。
それは、どっかのスタジオでHDレコーダーで録音したものを、Pro Tools LEに取り込んだデーターを元にしてMixしました。

正直、最初に聞いた時「コレ何とかなるのか?」って思ったのは事実(笑)。

バンドの演奏力は低くなかったんですけどね。
つーか、むしろ演奏力は高いバンドなんですよね。

ただ「どう録音したんだコレ?」って感じの音だったんですよね。
で、一応知り合いに頼んで、ラフMixはしてもらったらしいです。

そのMixも一応作業前に聞かしてもらったんですけどね。
ある意味、かなりアバンギャルドなMixでしたね。

え〜、「堂本剛」のファッションってどうよ?って感じかな。
って、分かりにくいか(笑)。

まっ、とにかくその時も、「あ〜だ、こ〜だ」と作業をして何とか完成はさせたんですよ。
で、その時の反省点をふまえて、今回のレコにはちょっと指示を出しておきました。

「キックのアタックを重視したレコを」これくらいですかね(笑)。

ホントは、レコから立ち会って手伝えたら良かったんですけどね。
何せ、毎日ホラ…、飲まなきゃいけないでしょ(笑)。

つーか、真面目に忙しかったんですけどね。
え〜と、去年の12月中旬にレコを開始してたかな彼ら。

やっぱり、その時期はね〜。
ちょっとお店が忙しかったんですよね、多分(笑)。

で、ドラムレコに際して、僕の所有しているマイクを貸したんですよ。
僕の持っている「ドラムレコ用マイク」ってのは、普段STUDIO Aに預けてあるんですよ。

つーか、ほとんど「STUDIO A」の備品と化してるけど(笑)。

で、一応コレが僕の所有しているドラムレコ用のマイク。
photo2591.jpg
AUDIXの製品が多いんですよ。

で、どの製品も「結構アタック」が録れるんですよね。
特に、audio-technicaのATM25は僕の望むキックを録るのには欠かせないんですよね。

で、とにかく「キックだけはATM25を使ってくれ」ってのが、今回の指示。
前回スネアなんかは、良く録れてたんですよ。

なのに、何故かキックのアタックがほとんど無い状態だったんですよね。
で、ドラムのプレイを聞いていると、レベルは高いんですよ。

「こんだけ叩けるのに、なんでキックのアタックがないの?」って思ったんですよね。
おそらく、これは「レコの仕方やな」って思ったんですよ。

なので、「このマイクを使って」って指示をしたんですよね。
僕のMixにおいて「ドラムのアタック」ってのが、非常に重要なんですよね。

で、普段は好みのマイクをエンジニアさんに伝えるんですけどね。
直接いけりゃ、良かったんですけどね。

まあでもホント、いずれは「ドラムも録音出来る」自分のスタジオを作りたいモンです。
ただ「いかに維持するか」が大変なんですよね〜。

金儲けの才能は全くないですからね、僕(笑)。

で、とにもかくにも、彼らは自分たちでレコを終了したんですよね。
前回は「Mix当日」にデーターを持って来てたんですけど、今回は「事前に送ってもらう」ことにしました。

その方が、後の作業もスムーズになりますからね。
ってことで、到着したのがコレ。
photo2588.jpg
3曲分のデーターなのに、何故かCD-Rが10枚(笑)。

で、それぞれのCD-Rに「Gt テイク1」とか「Gt テイク2」とか書いてあったんですよね。
まあこの時点で、大体のことは想像出来たんですけどね。

まっ、僕も一応「宅録歴」も「Mix歴」も長いですからね(笑)。

「スタジオに据え置きのYAMAHAAWシリーズを使う」って聞いてたんでね。
で、それを聞いた時から「おそらく『AW1600』だろうな」って思ってたんですよ。

この予想はCD-Rを見て、確信に変わりましたね。
「AW2400」を使っているのだったら、こういうデーターの送り方はしてないと思います。

おそらく1曲につき、1枚のCD-Rを送って来たでしょう。
って、これだけ読んでても、意味がワカラン人多いでしょうね(笑)。

様はモデルによって「録音出来るトラック数」が違うわけですよ。
まあDAWソフトにおける「同時再生音」と同じですね。

つまり…。
AW1600:16トラック
AW2400:24トラック
このような、構成になってるわけです。

で、各トラックに、「8つのバーチャルトラック」って仕様なのはどちらのモデルも一緒。
そして、送られて来たCD-Rは1曲平均約3枚。

で、CD-Rには「Gt テイク1」等の文字。
たぶん「16トラック」じゃ、足りなかったんでしょうね。

僕は久しく、ハードディスクレコーダーを使用してないんですよ。
だから、「トラック数の心配」ってのは、しなくなってるんですよね。

で、彼らは「トラック数が足りなくなった」ので、バーチャルトラックに録音をしたんでしょうね。
ただ、それらは同時に再生できないので、「テイク違い」として同封したんでしょうね。

しかし、コレ普通に僕は理解してたからエエけど、普通はこんなの送られて来たら「何で?」って思うよアキ君(笑)。

で、まずは「Gt テイク1」と書かれた、CD-Rを読み取ることに。
今回はCUBASE 4を使ってみました。

まだ、発売されたばかりで、どんなバグがあるかわからんのに、相変わらず無謀やね(笑)。

で、取り込み終わった、画面がコチラ。
photo2589.jpg
今回のバージョンから「取り込んだオーディオに、勝手に色をつけてくれる」ようになりましたね。

コレ、結構助かります。
つーか、2とか3でも設定によって色付けてくれたんやろか?

何せ、説明書を読まんからね(笑)。

で、ここで「あること」が判明。
spinach君、各トラックに名前つけていてくれてません(笑)。

普通は「Kick」とか「Bass」とか名前を各トラックにつけておくんやけどね。
う〜ん、毎度毎度、楽しませてくれるヤツらだ(笑)。

まっ、しかしコレも慣れなんですけどね。
大体「波形みたら」どのパートかは大体分かるんですよね。

まっ、一応は音を聞いて、「どのパートか」は判断したんですけどね。
でも大体、見た通りでしたね。

で、この時点で13トラックあったわけですよ。
でもAメロとかで、ギターの音がなかったりするんですよ。

この時点で「ギター録りに、トラックが足らんかったんやな」ってのは、確信に。
大体、彼のギターが2トラックで録れるわけがない(笑)。

で、まずは、軽く聞いてみたんですよ。
前回のデーターより、かなりイイ感じでしたね。

ドラムも「こう録れてたらエエな」って感じでしたね。
ちょっと、AWのクセが出てたっつーか、「全体のレンジが狭いかな」とは思いましたけどね。

で、オーディオデーターを見たら「16bit」で録られてた。
「オイ、君らの音楽的には24bitやろ!」って突っ込んだのは言うまでもありません(笑)。

まっ、僕が最初にデーターを取り込んだ「From you to you」って曲は16bitでもエエかな〜って感じでしたけどね。
まあMixは32bitモードで行うし、「まあエエか」とは思ったんですけどね。

う〜ん、スタジオのスタッフもアドバイスしたれや(笑)。

で、続いて「Gt テイク2」と書かれたCD-Rを読み取りました。
またこのCD-Rにも「13トラック分」のオーディオデーターが入ってるんだなコレが。

「2トラックだけ書き出す機能はないんかい!」って突っ込んだのは言うまでもありません(笑)。

まっ、でも「トラック割り」はおそらく、どの曲においても一緒やろとは思ってたんですよ。
そしたら「予想通り」のギターは同じトラック名でした。

つーかアキ君「説明」を付けときなさいよ(笑)。

で、僕は最初に「From you to you」って曲から取り込んで行ったんですよ。
ドラムに7トラック、ベースに1トラック、シンセに2トラック、ボーカルに1トラック。

ギターに8トラック(笑)。

「ハードディスクレコーダーの不法占拠や〜」って感じかな。
まあこれくらいは、使うだろうなとは思ってましたけどね(笑)。

で、トラック名をつけて、僕がMixをやりやすいように並べ替えて整頓したのがコチラ。
photo2590.jpg
え〜と、僕には「コレじゃないと嫌!」と言う並べ方があるんですよ。

まあコレは、エンジニア共通かもしれんけど。
え〜と、僕の場合は上から「ドラム→ベース→ギター→シンセ→ボーカル→コーラス」ですね並べ方は。

で、ギターパートも全部取り込んで、パッと聞いて思ったのは…。
「大分バンドらしくなって来たな」って感じですかね。

お互いのプレイの手の内とかが、大分分かって来たんでしょうね。
前回の作品では、結構手探り状態みたいな感じがしたんですよね。

今回は「出る時は出る」「引く時は引く」のメリハリが大分ついている感じがしますね。
前は「俺も俺も」って感じが多少はあったんやけどね(笑)。

で、今回はシンセが、かなりエエ感じで曲を引き立ててますね。
サポートメンバーらしいけど、前回よりかなりエエ感じですね。

まっ、やっぱりメンバー通しで、大分「プレイ面での意思疎通」が出来て来たんじゃないかな。
で、ボーカルも、結構エエ感じでは録れてたかな。

もうちょっと、低音が録れてたら言うことなしやったんやけどね。
まあでも、OKが出せる範囲でしょ。

って、「お前何様やねん」って言われそうやね(笑)。

で、他の曲も同様に、データーを取り込んで行ったんですよ。
正直…「悔しいけど、エエ感じにレコ出来てるやん」って思った(笑)。

まっ、タマに「このコーラス使うのかな?」ってのはあったけどね。
アレ、結構微妙やで(笑)。

で、軽くラフMixしようと思ったんですよ。
週末までに、そのラフMixのデーターをメールで送ろうかなって思ったんでね。

で、とりあえず、何度か聞こうと思ってループ再生させたんですよ。
まっ、とにかく曲を覚えんことには、Mixもクソもないですからね。

で、とりあえず「ボーカルに軽くコンプだけかけておくか」と思ったんですよ。
ボーカルは、多分録音時にコンプをかけてないみたいだったので、他の楽器に埋もれてたんですよね。

まあ僕的には「ボーカル録音時にコンプをあまりかけない」のが好みなので良かったんですけどね。
ただ、曲を聞き分けるのには、ちょっとツライわけですよ。

なので、ボーカルだけコンプをかけて聞くことに。
で、毎度のWAVESのプラグインを使用したわけですよ。

そしたら、エラーメッセージが出て、CUBASEが終了するわけですよ。
で、何度トライしても、同じ現象が起きるんですよね。

試してみたところ、全てのWAVESプラグインがダメってわけじゃなかったんですよ。
でも僕が「普段Mixで多用している」プラグインを挿すと止まる(笑)。

で、最初にCUBASE 4をインストールして、SX 3のファイルを開こうとしたら開けなかったんですよ。
ってことで、試しにWAVESのプラグインを外して、SX 3で作成したファイルを4で開くと…。

コレが開けるわけですよ。
どうもWAVESのプラグインが、CUBASE 4に当たるみたいなんですよね。

そういえば、VSTプラグインの対応バージョンが変わったんだよな〜。
こりゃ、メーカの対応待ちだな。

ってことで、とりあえずCUBASE 4で作成したファイルをSX 3で開くことに。
で、試してみたら、コレが開かねえ(笑)。

結局、CUBASE SX 3で、またデーターを取り込み直すことに。
う〜ん、何て不毛な作業だ。

でも僕にとって「WAVESのプラグインを使わずにMix」ってのはありえないしな〜。
で、CUBASE 4の画面を見て、CUBASE SX 3の画面を見たら…。

何か古くさく感じたんですよ(笑)。

まっ、でもしゃーないですね。
今回は使い慣れたバージョンを使うか。

つっても、「見た目がキレイ」だからってだけで、CUBASE 4を使いたかったわけでもないんですよね。
ちょっとCUBASE 4の方が「高音のレンジが広がった」ように聞こえたんですよね。

spinachの曲からしたら、高音の広がりは大事ですからね。
なので、出来たらCUBASE 4を使いたかったんですけどね。

まあマスタリングに使うって手もあるか。
って、WAVESのプラグイン使えんからアカンか(笑)。

しかし、ホントに何とかならんかな〜。
早いこと、この不具合を何とかしてくれよ。

って、同じようなトラブルの人、いたらメールかコメントを。
大江町内には、おらんか(笑)。

ってなわけで、今日はこの時点で「Macと音楽」の記事だけか。
コレが、また人気ないんだ(笑)。

妹ですら「そういう時は、読み飛ばす」って言ってたもんな。

エエねん、わかる人が分かってくれたら(笑)。

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コメント[2]

無事届きましたね!
しかし、すいませんでした。
ボクもどういう状態でやかれてるCDRなのか
全然わからなかったもので。。。
とりあえず反省です。

つか、さすがマッスル!!
いい読みやねっっ!!!
ハードディスクレコーダーたぶん正解です!
あと、ボクのギターは2トラックにはおさまりません(-"-;
ほんまにさすがとゆうべきですね☆

つか、cubase4じゃ無理っぽいんすね。
WAVESは必要っすもんね!!
とゆうことで、もうすぐ会いにいきますんで、
よろしくおねがいしまーす!

>アキ君
無事に届きましたよ。
まあ別に怒ってるわけではないので。

「コレはネタになるな」って思ったくらいです(笑)。

で、やっぱり読み通りだったか。
「ギター録るトラック足らんな」ってなったんでしょ?

ハードディスクレコーダーはそう言うときちょっと不便かもね。
僕とてもじゃないが、16トラックではレコーディングできませんからね。

で、週末ドタバタした中での作業に、なるとは思いますが最大限の努力は致します。

まあおそらく、飲みながら(笑)。